NEWS-e
困難なダイエット法見つけました(リバウンド情報付き)
東京出版企画の丑丸です。
先月末、このメルマガから「簡単ダイエット法見つけました」というニュースが配信されました。配信している側に属する身でありながら、インソール型おもりダイエット情報には不覚にも驚きを隠せず、しばし仕事そっちのけで見入ってしまいました。
そうです、私はややというか、多少というか、結構太っています。服を着ていてもやや太って見えるのですが、着痩せするほうなのでしょうか、服を脱ぐとまさに30代のオヤジ体型なのです。体脂肪率に至っては全盛期のマイケルジョーダンの3倍に手が届かんとしています。ただ健康診断をすると、全てにおいてA判定を頂戴する健康体のため、本格的なダイエットを試みたことは今まで一度もありませんでした。
ところが先日、自宅が手狭になったので、しばらく着ていない衣類を整理したのですが、ついつい学生時代に着ていた私服に手を延ばしてしまいました。当時はチビTや、パツンパツンの皮ジャンファッションが流行っていたため、自分でもそれを着ていたのが信じられないほど小さいものとなっていました。トライしてみると、チビTは何とか入ったものの、袖を通す際にいやな音が……。アルバイト代2ヶ月分をためて買った貴重な皮ジャンに至っては、腕は通せたもののチャックが閉まらず、息を吐いて無理に締めると羊たちの沈黙のレクター博士状態。自分でも笑ってしまいましたが、呼吸すら苦しくなる始末で笑っていられなくなってしまい、自分のだらしなさを思い知らされてしまいました。
とはいえ、そんな私でも時には痩せていた時期もありました。実は昨年離職していた時がありまして、無謀にも中国大陸を自転車で縦走したのですが、2ヶ月間、毎日平均100kmほどを走り続けました。3食きっちり食べ、漕いでいる最中も保存食を食べ、摂取カロリーは驚異的な数値を記録していたはずです。にもかかわらず、自身を撮影した写メールを受け取った友人からは、「病気でもしたのか?」「監獄にでも収監されたのか?」と心配される始末で、自分ではそこまでの自覚は無かったのですが、まるで別人に映っていたようです。実際帰国して体重計に乗ってみると、なんと1割も体重が減っていました。
それだけではありません。自転車では使っていないはずの腹部がかなり凹み、ブルース・リーの真似でもして軽やかなステップを踏みたくなるほどでした。実は、腹部が凹んだのにも科学的な根拠があったようです。下半身しか動かしていないつもりでも、ペダルを漕ぐことで、腹筋や内臓よりも奥にある上半身と下半身をつなげる大腰筋という筋肉が、知らず知らずのうちに酷使されていたらしいのです。大腰筋が締まったために、その上層の腹部にもくびれができたらしいのです。つまり、もも上げ運動は腹部が凹む効果があるのです。
このように本来の目的とは違う、思わぬところに効果が生まれるというのは、仕事の場でも言えることではないでしょうか?私は今、単行本にする企画探しがメインの仕事のため、様々な職種の方とお会いする機会が多いのですが、会ってお話することで思わぬ人を紹介してもらったり、思わぬ企画やアイデアを与えてもらったりする機会が少なくありません。今すぐに単行本になるというケースは稀ですが、だからといって門を閉ざしてしまってはいけない、と強く実感しています。
ですから端から諦めてしまうのではなく、なんでも吸収してやろうというのが、最近の私のモットーとなっています。
そのモットーに忠実に、帰国後、元の生活に復帰すると、不必要なカロリーもしっかり吸収していき、着々とリバウンドコースを歩み、半年を待たずして出発前の体重へと戻ってしまった次第です。
今後は毎日100kmとはいかないので、往復10kmの自転車通勤ダイエットを試みようと考えていますが、片道15分程度の運動では効果が上がらないのは目に見えているので、今度はインソールおもり式ダイエットも吸収し、「インソール型おもり&自転車通勤ダイエット」で、提唱者の小社・宮正に勝負を挑みたいと考えています。結果はまた次の機会に、この場を借りて報告したいと思います。
しかし、なんでもかんでも吸収しようというのも考えものですね。