書籍の説明
技術だけを植え付けたら若者は3年で辞めていく。伸びる会社は技術より心を育て、ネクストリーダーを育てる。
急激な少子高齢化により、時代は慢性的な労働力不足に陥ろうとしています。また、かつては終身雇用制度のもと、日本人は勤勉な労働者として世界から称えられてきましたが、今や入社後3年を待たずして30%以上の人が辞めてしまう世の中となりました。つまり量的にも、質的にも労働力が不足しつつあるのです。このような時代に企業が存続し続けるには、全く新しいマネジメント方法が必要となります。
かつて企業は技術を詰め込んで、できる社員(専門職)を育てていれば存続しえたのでしょうが、今は技術だけを教 え込んだのでは、それを身につけた時点でさっさと会社を離れていく、そんな時代なのです。 企業は人づくりの場と認識し、できる社員(専門職)よりもリーダー(管理職)を育てなくてはならない。技術よりも理念 の共有をしなければいけない。理念を共有できなければ、社員は報酬だけで会社を選び、次々に転職していくことに なる。理念を共有することこそが企業を発展させるエネルギーだ、と著者は語ります。 経営者ならずとも、部下をもつ社員ならだれしも参考となる一冊です。
目次
- 第一章 3年で辞める若者をひきとめてはいけないワケ
- 第二章 「3年以内転職」に効く処方箋は?―「ネクスト・リーダー」になる方法
- 第三章 予算も目標も、達成できなきゃ粗大ゴミ
- 第四章 会社の成長に欠かせない条件とは
- 第五章 「成果主義」にソッポを向く社員
- 第六章 組織目標と個人目標
- 第七章 定性目標と定量目標
- 第八章 モチベーション(やる気)って何だろう
- 第九章 マインド・イノベーション(意識改革)のすすめ
- 第十章 真のリーダーになる日
著者プロフィール
久野康成(くのやすなり)
起業家応援ブログhttp://blog.goo.ne.jp/kunocpa/
株式会社人財開発http://www.jin-zai.co.jp/
久野康成公認会計士事務所 所長
東京税理士法人 統括代表社員
公認会計士・税理士・社団法人日本証券アナリスト協会検定会員
1965年生まれ。愛知県出身。1989年滋賀大学経済学部卒業。1990年青山監査法人(プライス ウオーターハウス)入所。監査部門、中堅企業経営支援部門にて、主に株式公開コンサルティング業務に係わる。
クライアントの真のニーズは、「成長をサポートすること」であるという思いから監査法人での業務の限界を感じ、1998年久野康成公認会計士事務所を設立。営業生産性を改善する営業コンサルティングを主に行う。その後、より多くの顧客に貢献するためには、より多くの経営コンサルタントを養成しなければならないことを痛感し、コンサルタント育成を目的に、2005年株式会社人財開発を設立。
クライアントに対しおこなってきた、研修コンサルティングを毎朝社内で実施。その結果、6名であったスタッフが、約3年弱で300名を越えるまでに短期間で成長し、国内有数の独立系会計事務所 となる。
現在、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡、香港、上海にて、「第2の会計事務所」としてIPOコンサルティング、連結決算早期化支援、海外子会社支援、経理スタッフ派遣・紹介等幅広い業務を展開。今後は、「日本の会計事務所からアジアの会計事務所」となるべく、インドを含めアジアへのビジネス展開予定。
ニュース
「できる若者は3年でやめる!」が2008年3月に韓国でも出版されました。
できる若者は3年でやめる!の英語版「THE REAL EMPLOYEE SATISFACTION」が2011年4月23日出版されます。
書籍の紹介ページはこちら