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2007年6月8日号

「編集者のヘンな病のはなし」

東京・出版企画部の小川正人です。

日々暑さが増し、通勤電車の中でも半袖姿の学生を目にするようになり、いよいよ夏到来ですね。ところで、今年も羽田元首相は「半袖スーツ」を着こなすのでしょうか? 毎年TVで見かけるたびに、違和感を覚えるのですが「今年はどんなデザインなんだろう?」なんて、ちょっぴり期待をよせるのは私だけでしょうか。

夏といえば、海水浴、花火大会など、遊びが盛りだくさんです。
私は、その遊びをサポートするエンターテイメント情報誌を手掛けていた経験が長年あるのですが、実はこのようなテーマを扱っている情報誌の編集者にはちょっとした「ヘンな病?!」があるんです。

情報誌というのは、常に情報の最先端を歩いていなければプロの編集者とはいえません。このような話をすると「かっこいい」とか、「いい仕事してるじゃん」なんて言われたりするんですが、実際はそんなことないんです。

「常に情報の最先端を歩く……」わけですから、彼らの日常生活には、どうしても季節感のズレが生じてきます。例えば、海特集ならGW、紅葉特集なら夏真っ盛りの8月から作業がスタートします。通勤時間では季節を感じられますが、1日のほとんどを過ごす社内では、頭の中は次の季節をイメージしています。

人間は脳で命令し、動作に移る動物ですから、いざ花火大会に足を運んだとしても、過去を振り返っているようで、心底楽しめないんです。それよりも来年の記事の資料用に写真を撮ったり、どこにどんな露店が並んでいるのか?
などの情報収集に精が出てしまいがちです。

この行動が許せなくて別れるカップルも多いようです。私もでしたが……。

しかし、マイナス要素ばかりではありません。海特集の扉のモデル撮影では、梅雨が終わって撮影可能な沖縄へ行けるし、紅葉&温泉特集では北海道へロケに行けちゃいます。

どの業界も職業病というものはありますが、関わりのない人にとっては笑い話ですよね。

さぁ、こんな話題で「もみじ鍋」をつっつきながら盛り上がってみるのもいいのではないでしょうか。

あれっ?