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「できる若者は3年で辞める!」
出版企画部の丑丸です。相変わらず毎週末、あちこちをほっつき歩いています。
もちろん自転車で。
梅が咲いているのを発見したり、風向きが変わっているのに気がついたり、季節の移り変わりを肌で感じられる自転車はやはり最高ですね。最近は知人を自転車マニアに仕立てあげようと企んでいるのですが、いきなり60kmの道のりを走らせたのは、さすがにまずかったでしょうか?自転車を嫌いになっていないことを祈るばかりです。
さて、弊社では近く「できる若者は3年で辞める! 」という書籍を発刊します。聞き覚えのあるタイトルだなと、お気づきの方もいらっしゃることでしょう。ブームに便乗したいという意識が働いたタイトルであることは否定しませんが、書店の反応は上々で、例の本と一緒に並べたいという声を耳にすると、編集を担当した身としても、否応なしに期待を高められています。
その内容ですが、企業は若い社員に技術ばかりを植え付け、即戦力に仕立てあげようとします。しかし3年が経過し、技術を身につけた仕事のできる若者は、その技術を応用し、より好条件の職場を求め転職していきます。だからできる社員は3年で辞めるのです。コストをかけて採用し育て上げた社員を、指をくわえたまま送り出さなければならなくなる。
それを避けるためには、技術を植え付けるより、理念を共有すること、モチベーションを向上させること、つまり心を育てることを優先しないといけない、そういう内容です。
著者は、青山監査法人を経て自ら公認会計士事務所を設立、さらにコンサルタント育成を目的とした会社を設立し、上記のような社員教育を実践し、わずか3年半でスタッフを6名から300名へと飛躍的に拡大させた実績をもつ久野康成氏です。3月中旬より全国の書店でお求めいただけます。
しかし、自転車も若手社員も、育てるということはどちらも変わらないのかも知れません。技術ばかり先行しても……ダメですね。やる気を起こさせないと…。
●『できる若者は3年で辞める!』著・久野康成
四六判・並製・272頁 定価:1,500円+税