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2005年10月17日号

困難なダイエット法見つけましたPart II

7月26日号の当メルマガにおいて「インソール型おもり&自転車通勤ダイエット」の実践を宣言した出版企画部の丑丸です。覚えて頂いているでしょうか?

このメルマガを通じて結果を報告することをお約束しておりましたので、約3ヵ月が経過した現状をご報告させて頂きたいと思います。

と、その前に、ダイエットと切っても切れない関係にある食に関するお話を。これは先日、企画の下調査で、とある食の研究家から伺ったものです……。

私の記憶が正しければ(古い!)、かつて焼肉といえば牛肉ばかりで、豚肉をメニューに載せている店など皆無に等しかったはずです。それがいつの間にかトントロがブームとなる程、どの店にでも豚肉が置かれるようになりました。

ところが、私の舌がおかしくなったのか、それとも豚肉か改良されたためか、いつの間にか牛肉と豚肉の味の違いが分からなくなっているのです。とりわけ大手牛丼チェーンの豚丼などは、全く豚独特の風味を感じることができません。目をつぶってたれをつけて食べると、おそらくどっちを食べているのか区別がつかないでしょう。

しかし、それが私の味覚のせいではなく、食材に理由があるらしいのです。食の研究家から会話の場で頂戴した豚肉の煮物には、かつて味わっていたあの「くせ」が確かに存在しているのです。

 いま、食品加工の世界ではポリリン酸という材料が大ヒットしているらしいのです。リンが高分子結合つまりポリマー結合しているのでポリリン酸というらしいのですが、食品の腐敗つまり酸化防止に最適なのだそうです。ただ、それが混入されてしまうと、先程の豚肉でいうところの「くせ」つまり風味が失われてしまうのだそうです。ちょっと頭が痛くなってきました。

研究家曰く、その豚肉の煮物にはリンを中和・還元させるカリウムを少々加えただけらしいのです。決して黒豚のような高級な肉ではなく、輸入物の安価な豚肉だというのですが、それを加えただけでかつて味わったあの風味が確かに戻っているのです。まるで、何かの野生動物の肉を食べているのではないかと錯覚を起こすほどでした。目からウロコならぬ舌からポリマーといった感じでした。(リンを過剰に摂取し続けると他にも弊害があるらしいのですが、ここでは割愛させて頂きます)

その食の研究家から受けたインパクトは想像を絶するものがあったわけです。ですがそれを味わえたのは残念ながら私一人です。私一人の力は微々たるものですが、曲がりなりにもメディアを生業としています。活字を通じて多くの人に影響を与えることができる仕事です。「あのとき受けたようなインパクトを活字を通じて読者一人一人に提供できたら…」豚肉を食べた瞬間から、それが私の目標となりました。

さて、話は大きく逸れましたが食からダイエットへと話題を戻さなくてはなりません。決して肉本来の味の虜になったからではありませんが、秋を迎え、正直食欲が旺盛なため、3ヵ月を経過して体重は一向に下落する気配すらありません。もちろん増えている訳ではありませんが…。やはりこの年になると基礎代謝も落ちてくるので、食べる方も抑制しないと難しいですね、ダイエットは。