FAXマガジン
仲間と本を発行する方法
書店・出版社が購読する業界紙に『新文化』というのがあります。当社も最新情報を入手するのに重宝しています。この新文化がデジタルアーカイブのサービスを開始しました。
PCからの「キーワード検索」も可能ですが、これは会員のみで利用料が要ります。しかし、ケータイで、日々更新している「ニュースフラッシュ」や毎週金曜日に翌週一週間の「業界スケジュール」、当号の「ニュースメニュー」などの更新情報がゲットできます。嬉しいことに無料のニュース配信です。
お申し込みは、shinbunka@kmaga.jp に空メールを送信すればOK。「ケータイ新文化」のURLが届きます。試してみてはいかがでしょうか。
当社のケースとしては少ないのですが、大勢の共著で本を出版する場合があります。
例えば、研究会やビジネス関係のグループで、みんなで担当を決めて執筆し本を出版するというやり方です。私が担当した2冊の例を説明します。
まず1冊目の『あっぱれ!関西スゴネタ』の方は、関西若手議員の会有志の方々が編著になっています。会の有志27名が、関西の自信と勇気を取り戻そうと自分たちの地域の自慢話のネタを160本満載した本です。関西の世界一、日本一ネタや関西オリジナルネタを、議員のみなさんが集め、原稿執筆から写真撮影までされ、それを編集されたのです。巻末には有志27名の議員さんのプロフィールも紹介しています。
嬉しいことに、マスコミでも取り上げられ、本に掲載されている守口大根やミラーボールがNHKや朝日テレビなどで放映されました。また近々ミラーボールが、毎日放送の「ちちんぷいぷい」で紹介されます。
次に『新会社法5つの罠と活用法』ですが、司法書士・社会保険労務士の河合保弘氏と若手司法書士グループのLLP経営360度のメンバーが共同執筆された本です。目次に執筆された担当の節・項に氏名を掲載しています。
各メンバーの方は新会社法のセミナーでも本の販売に協力頂いており感謝!この本は、アマゾンや書店でもよく売れ4刷りまでいきました。著者の河合さんも新聞・ラジオで紹介されました。
さて、企画持ち込みの共著の場合、出版社にとってチェックするポイントが5点あります。1.出版社の窓口となって責任をもって会をまとめるリーダーがいること 2.会の執筆担当を決め締め切りを守れること 3.執筆者の取材経費やグループでのまとめ買いなど、お金面を管理する経理担当係りがいること 4.メンバーの氏名を必ず掲載すること 5.印税をメンバーが納得できるように分ける方法を決めておくこと
出版社が企画して共同執筆になる場合は別として、共著の持ち込み企画の場合は、ある程度の買取冊数を明示した方が出版のハードルが低くなるようです。しかし、当社の場合は、自費出版でない分企画ありきですので、書店で売れるよう構成内容を調整または変更させて頂くことも多々あります。