NEWS-e:2008年1月25日号
アナタの家は、昭和56年6月以前に建てられた家ですか?
出版企画の藤田です。
川は禁漁なので、最近は明石の一駅手前の朝霧海岸で投げ釣りをしています。小鯛やアイナメ、ガシラが釣れ、晩酌の肴用に舌鼓しております。
さて、1月といえば関西では毎年、阪神大震災のことが話題に上ります。
当社もそのタイミングに合わせて、『昭和56年6月以前の木造住宅耐震改修の進め方 アナタの家は大地震で倒れる』というセンセーショナルな本を出版しました。
著者は稲毛政信さんで、実際に阪神大震災で木造の自宅が倒壊し長男を亡くされた方です。稲毛さんは一級建築士として神戸市役所で建築技術者としても働いておられたのですが、古い木造住宅の耐震性に無知であったこと、長男を亡くしたという悔恨の想いが3年もかけてこの本を書かせたのです。
日本の木造住宅は2,450万戸あるのですが、新耐震基準が改定された昭和56年6月以前に建てられた家が1,000万戸、約40%あります。震度7以上の大地震がくればなんと10軒の内、4軒が倒壊するのです。阪神大震災では、木造住宅の倒壊が原因で8割の方が亡くなっています。
自分の家は大丈夫って思っていませんか?
近畿圏で「上町断層帯地震」が起これば死者42,000人が想定されています。
この死者の想定も古い木造住宅の倒壊が80%。
もし、アナタが昭和56年以前の家に住んでおられるなら、まず専門家による耐震診断を受けてください。次に耐震改修計画策定、耐震改修工事と進みますが自治体の補助制度を利用すれば、耐震改修費用は平均約150万円でできます。
稲毛さんは、家族の生命と財産が助かるなら10倍以上の投資価値があると言われます。
本書では、愛知県と神戸市の協力を得て「リフォームに合わせた耐震改修事例」や具体的な耐震改修の進め方も掲載しています。この本は耐震改修の本なのですが読んでいると、大地震がきて倒壊する古い家に住んでいる人に、耐震改修を勧めることにより一人でも多くの命を救いたいという稲毛さんの気持ちがひしひしと伝わって涙がでてくるような不思議な本です。
※読売新聞、関西テレビ「アンカー」、夕刊フジ、京都新聞などにも、この本と稲毛さんが紹介されました。
『昭和56年6月以前の木造住宅耐震改修の進め方 アナタの家は大地震で倒れる』の詳細はこちら↓