出版文化社よりメッセージ
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  • 書籍の説明

    平成から令和へ
    日本と世界の現実とどう向き合ってきたか

    経済倶楽部にて開催された講演会と、主催者としての状況認識や問題意識を書いた“日々烈々 一〇年 ”。
    著者の専門分野である政治経済はもちろん、映画や教育、環境、思想など、多岐にわたるテーマに関し日本のミライを問う。

    目次

    1. 第一章 令和紙つぶて
    2. ・二〇一九年
      平成時代の位置づけ/解散権への大いなる疑問/大型連休に潜む虚妄/いつまで現実逃避を続けるのか/GDPが示すもの/緑と水を生かそう/政策転換が急務/通商国家の在りよう/目に余る優先的地位の悪用/漂流する廃プラスチック/粗雑な外交政策/災害対策はなぜ後手に回ったのか/内閣改造の不明/まやかしのウィンウィン/IOCのご都合主義/政権の私物化
    3. ・二〇二〇年
      五輪狂騒曲の間に/公私混同の極み/感染症対策に見る宿痾/子供を救える社会になる/政策決定の透明性/マスク信仰への疑問/政治の責任/コロナ自粛の活用/コロナ禍の後/目に余る権力の乱用/動画配信がスタート/Go Toキャンペーンの不明/「黒い雨」訴訟を考える/危険なマスク信仰/新政権への期待/コロナ自粛の副作用/不都合な真実/いつまで恐怖をあおるのか/生活を見つめ直す
    4. ・二〇二一年
      お粗末な圧力/感染防止と人権/驚くべき無理解/嘆かわしい過剰対応/出生率の低下を嘆く前に/日本の医療の欠陥/命の選別/自粛の強要/恐るべき文化や知への無理解/嘆かわしい文化や知への無理解/息苦しい社会/一等国の責任とは/熱中症リスクが増大/政治の無責任/失われる信頼/行政の怠慢/不快な言葉/第5類移行を急げ/民主政治の危機の本質/相も変わらぬバラマキ
    5. ・二〇二二年
      自殺者急増に対策を/コロナ禍とメディアの責任/凡庸さを露呈/自治とは何かコロナ禍とメディアの責任/管理社会への危惧/フランクリン自伝再読/核保有論議の不用意/危うい異論の排除/及び腰の結果/迎合の果てに待つ地獄/円安がもたらす国民窮乏化/煮え切らない対応/旧統一教会問題の矮小化/政治の劣化/日銀は景気の番人なのか/「法 の支配」ということ/なしくずしという無責任/コロナ政策の大転換を/日本買いのリスク
    6. ・二〇二三年
      防衛予算増額の問題点/大きなお世話/西側一辺倒に危うさ/自由を尊重しない社会/捨ててみた/やっと戻ってきた日常/日本を蝕む病巣/バラマキ癖/余計なお世話/ジャニーズ問題の本質/本分を尽くさない人たち/石橋湛山と私/大衆迎合の不毛
    7. ・二〇二四年
      神宮の森は誰のものか/失われた倫理/あるがままに
    8. ・経済倶楽部講演会第四三九九回「経済倶楽部誕生とその時代」
      記者・編集者の次にデータ事業を担当/経済倶楽部は「無形の東洋経済」/東洋経済新報社の目指したもの/太平洋戦争に至るメディアの責任/むのたけじ氏にみるメディアの在り方/本当のことを伝えない大新聞/インターネット時代にどう向き合うか/出版界にもある既得権について/渋沢栄一について考える/中国とはどう付き合うか
    9. ・コラム 映画雑感①~⑬
    10. 第二章 日々烈々十年
    11. 二〇一三年/二〇一四年/二〇一五年/二〇一六年/二〇一七年/二〇一八年/二〇一九年/二〇二〇年/二〇二一年/二〇二二年/二〇二三年

    著者略歴

    柴生田晴四

    1948年東京都生まれ。
    71年3月早稲田大学政治経済学部卒業。
    71年4月東洋経済新報社入社。
    87年4月「会社四季報」編集長。92年1月「オール投資」編集長。95年1月第二編集局データバンク第一部長。95年12月「週刊東洋経済」編集長。97年1月第二編集局データバンク第二部長。2000年1月第二編集局次長。03年12月取締役データベース事業室長。04年12月取締役第二編集局長。05年12月常務取締役第二編集局長。06年12月代表取締役社長。12年12月相談役。13年5月一般社団法人経済倶楽部理事長(現在に至る)。
    学校法人跡見学園理事。
    一般財団法人石橋湛山記念財団理事。
    株式会社出版文化社監査役。