出版文化社よりメッセージ
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  • 書籍の説明

    『真夜中は別の顔』『ゲームの達人』『明日があるなら』
    世界的なベストセラー作家の生い立ちと、彼自身の小説より面白い苦難と成功の物語

    ■本書は世界的なベストセラー作家として著名なアメリカ人作家、シドニー・シェルダンの自伝。18冊の小説は51言語で翻訳され、3億冊以上の売上げを記録し、世界で最も翻訳された作家としてギネスブックでも賞賛される。彼はまた、生涯に200本以上のテレビ番組、25本の大型映画、6本のブロードウェイミュージカルの脚本家、テレビ番組のプロデューサーとしても活躍した。

    ■本書では、彼の卓越した人気と非の打ちどころのない実績とは裏腹に「自殺を考えた少年時代から、並外れた努力の末に、ついに作家になる夢をかなえ、成功をつかむ」までの人生が、彼に大きな影響を与えた両親や学校の教師、ハリウッドやブロードウェイで共に夢実現のために切磋琢磨した仲間たち、さらに交流のあったスターや映画関係者、音楽関係者とのやりとりを通して生き生きと描かれている。

    ■本書ではまた、ブロードウェイミュージカル、ハリウッド映画、人気テレビシリーズの脚本家として、競争の激しいアメリカのショー・ビジネス界をたくましく生き抜いてきた半生が描かれる。交流のあったスターや脚本家、映画監督、プロデューサーたちとの名作のエピソードが随所に散りばめられ、読者はあっという間に彼自身の物語に引き込まれるだろう。

    ■才能のみならず、並々ならぬ努力でベストセラー作家としての運をつかんだ人、シドニィ・シェルダンの生涯を通し、苦難と試練から幸運をつかみ、成功へと変えてゆく彼のたくましい生きざまに多くの読者が励まされることだろう。本作品は彼の遺作となっており、シドニィ・シェルダンのファン必見の一冊となっている。

    目次

    1. 第1章 『暗い日曜日』
    2. 第2章 ナタリーとオットー
    3. 第3章 シカゴからアリゾナ、デンバー、そして再びシカゴへ
    4. 第4章 父オットーの帰還と初めての大学生活
    5. 第5章 大学中退、再び灰色の人生へ
    6. 第6章 僕の楽曲『マイ・サイレント・セルフ』
    7. 第7章 ソングライターになる夢を追いかけて(ニューヨーク編)
    8. 第8章 ショー・ビジネスの「開かずの扉」を開くとき(ハリウッド編)
    9. 第9章 ライターへの第一歩――「読み手」という仕事
    10. 第10章 映画成功の鍵は「ストーリー、ストーリー、ストーリー」(他、全33章)
    11. あとがき シドニィ・シェルダンの作品リスト

    著者略歴

    シドニー・シェルダン(Sidney Sheldon)

    世界的なベストセラー作家で、テレビ、映画、ミュージカルの脚本家であり、テレビ番組のプロデューサーも務める。生涯に18冊の小説を執筆して3億冊以上の売上げを記録し、世界で最も翻訳された作家(51言語)としてギネスブックで賞賛される。また、200本以上のテレビ番組、25本の大型映画、6本のブロードウェイミュージカルの脚本家として、世界で最も多作な作家のひとりに位置付けられている。
    処女作である『顔(The Naked Face)』は、ニューヨーク・タイムズ紙から「初の年間最優秀ミステリー小説」として絶賛され、以後、彼の小説はいずれも非常に高い人気があり、出版されるたびにニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位になった。オスカー賞、トニー賞を受賞。

    訳者紹介:エリコ・ロウ(Eriko Raw)

    早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、コピーライター生活を経て1990年に渡米。ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院卒。元、コーネル大学、ワシントン大学国際学部非常勤講師。ジャーナリズム、広告、広報、テレビ・ドキュメンタリー制作など幅広い分野で活動を続ける。現在はシアトル在住。