平成紙つぶて
自由と自由主義を求めて
- 柴生田 晴四(著)
- 体裁:四六判 並製本、228頁
- 定価:1,650円(本体 1,500円+税 10%)
- ISBN 9784883386680
- 発売日:2020年1月18日
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- パブリシティ
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書籍の説明
企業と政治経済のウォッチャーである著者が、不都合な真実から目をそらすことなく多岐に渡るテーマに関し真摯な筆致で綴る。令和という時代をいかに生きるか―珠玉の指南書。
目次
- はじめに―平成という時代―
- 一九九六年
- 公私混同/コネ社会の不効率/宗教曲―祈りの言葉
- 二〇〇八年
- 文化遺産の継承
- 二〇〇九年
- 不況期こその空元気?
- 二〇一〇年
- 他力本願では生き残れない/学問国家のすすめ/内よりも外に眼を向けよう
- 二〇一一年
- 前途は洋々たり/人間らしく生きるということ/現代を照らす石橋湛山の論説―石橋湛山全集補巻の刊行に当たって/主権在民は実現しているのか/個としての自立が未来を開く/新たな人間復興を
- 二〇一二年
- 真の「国益」とは
- 二〇一三年
- メディアの責任/健全な経済社会の発展を阻害するもの/メディア興亡の断面/ねじれは解消したが/酷暑の夏に思うこと/率直な保安論を/国内に大きな成長機会/原発事故の後始末は/歩道は誰のものか/気象情報の落とし穴/一人前の選挙権が欲しい/中国の挑発行為
- 二〇一四年
- 理にかなうということ/四〇〇万都民の不明/人間らしい死を迎えるために/都知事職の重さ/大雪下のシンポジウム/変化を恐れず好奇心を糧に生きる/ネット社会の危うさ/相互理解が関係改善に不可欠/リスク管理の重要性/常識を疑うことの大切さ/成長喚起に具体目標を/感情に訴える報道の危うさ/自覚なき醜態/過ちを繰り返さないために/正念場のアベノミクス/健診基準への大いなる疑問/危険地域開発の責任/メディアの社会的責任/束の間の繁栄/道理に合わないこと/立法府の名が廃る/アベノミクスに欠けているもの/政権リセットの行方
- 二〇一五年
- 誰が日本人を貶めるのか/放たれない第三の矢/「表現の自由」とは何か/安倍外交に難題/政治の責任/天気予報の悪癖/「痩せ願望」のリスク/利用者に阿るメディア/見たくないものは見ない/民間活力を取り戻せ/企業家精神/気になる若者の安定志向/見えない安倍首相の憲法観/言論の危機/置き去りの国民理解/歴史認識とは何か/暑さ対策に自然の力を/権力は腐敗する/等閑視される難民対策/理にかなうということ―ジャーナリスト石橋湛山の思想―/「一億総活躍」の危うさ/他人事ではない不祥事/浅薄弱小を排す/求められる覚悟
- 二〇一六年
- 時代の変化に向き合う/SMAP騒動の前近代性/国家管理の不毛/憲法の危機/不良債権のツケ/気になる日本語/非常事態への覚悟/差別を放置した責任/災害の経験を活かす/マイナンバーの体たらく/繰り返された醜態/まともでさえあれば/常識からの逸脱/ホスピタリティを求める/疑わしきは罰せず/緑と水辺の復活を/都庁の深い闇/偏狭な民族意識を排す/「復興五輪」はどこに行ったのか/沖縄への無知/報道の歪み/憲法理解がまず必要
- 二〇一七年
- 広がる「ジハード」/「片付け」という病/地下水の汚染/「公僕」は死語になったのか/愚か者の支配/税金にたかる寄生虫/都議会の猿芝居/看過できない発言/国会議員の鉄面皮/文化行政の責任/企業の抱える資金余剰/「共謀罪」と「分煙」/老いの人生/内閣改造のリスク/国際平和協力とは何か/パリ協定とトランプ政権/安易な衆院解散を憂う/「慰霊の日」に思うこと/中国式白タクに思う/「岩盤規制」は崩せたのか/「法の下の平等」の危機/薄氷の上の「大勝」
- 二〇一八年
- ルール不在の大相撲/三%賃上げ要請の危うさ/非核化の幻想/優生保護思想の残滓/好成績生んだ勇気/国家の土台が危うい/民主主義の前提/慣例読みという迎合/悲しむべき現実/何のための働き方改革か/権力に胡坐かく人たち/会期延長の結果/六六時間の空白/豊かさの代償/人権の尊重こそが基本/不祥事を生み出す組織/フランスワインの思想/ボス支配の弊害/データ改ざんの深層/米中貿易戦争の行方/出版の新しい未来に向けて
- 二〇一九年
- 危機意識の欠如が蔓延/日本の暗黒大陸/推薦者の見識が問われる/統計不正にみる国家の危機/平成時代の位置づけ/衆院解散への疑問再び
著者略歴
■柴生田 晴四(しぼうた せいし)
- 1948年東京都生まれ。
- 71年3月早稲田大学政治経済学部卒業。
- 71年4月東洋経済新報社入社。
- 87年4月「会社四季報」編集長。
- 92年1月「オール投資」編集長。
- 95年1月第二編集局データバンク第一部長。
- 95年12月「週刊東洋経済」編集長。
- 97年1月第二編集局データバンク第二部長。
- 2000年1月第二編集局次長。
- 03年12月取締役データベース事業室長。
- 04年12月取締役第二編集局長。
- 05年12月常務取締役第二編集局長。
- 06年12月代表取締役社長。
- 12年12月相談役。
- 13年5月一般社団法人経済倶楽部理事長(現在に至る)。
学校法人跡見学園理事。
一般財団法人石橋湛山記念財団理事。
株式会社出版文化社監査役。