書籍の説明
医薬品・サプリメントとして口にされるソフトカプセル。そこには、アメリカの巨大企業に立ち向かい、プライドを賭けて勝ち取った技術があり、それを支える作り手たちがいた。
医薬品として、サプリメントとして多くの人が利用しているソフトカプセル。そこには、世界シェア70%のアメリカ企業に立ち向かい、日本人がプライドを賭けて勝ち取った技術があり、それを支えてきた多くの作り手たちがいた。――モノづくり大国ニッポンの知られざる男たちの戦前・戦中・戦後史
目次
- ソフトカプセルの世界へ(巻頭カラー)
- プロローグ
- 【第一部 歴史】
- 第一章 ソフトカプセル黎明期を支えた人々
- 第二章 肝油とゼラチンが築いたソフトカプセルの礎
- 第三章 ソフトカプセル発展期の技術革新
- 第四章 ソフトカプセル拡張期における新たなブーム
- 【第二部 未来】
- 第一章 再度ソフトカプセルについて
- 第二章 ソフトカプセルの今後の展開
- エピローグ
著者略歴
近藤隆(こんどう・たかし)
1949年、静岡県清水市(現静岡市)に生まれ。静岡薬科大学(現静岡県立大学薬学部)卒業。清水製薬㈱での医薬品(総合関係)の企画開発学術業務、富士カプセル㈱での取締役研究開発を経て、カプセル・錠剤の受託製造会社三生医薬㈱を、翌年にはサンカプセル㈱を創業・創立。三洋薬品HBC㈱を創業。横浜薬科大学客員教授。
仕事人生の原点である富士カプセル研究開発部長としての思いから、日本発のソフトカプセル技術・製品の開発を後輩達に託すため、本書を発刊。