出版文化社よりメッセージ
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  • 書籍の説明

    日本企業が経営課題に取り組んできた様を、博学卓識の経営史研究者らが社史から読み解いた挑戦的な企業分析

    「読まれない本」の代名詞ともいえる社史だが、実は、企業が直面する様々な課題に対して、たくさんのヒントが得られる書籍でもある。

    本書では、7名の経営史研究者らが社史をひもときながら、日本企業が経営課題を解決してきた様を浮かび上がらせる。例えば、ワコールの創業、オリンパスの内視鏡開発、YKKの国際化の成功、東洋紡の繊維からの脱却、日立製作所のM&A戦略、味の素の危機突破などである。

    その時代、その会社で、彼らはどういう課題に直面し、どう乗り越えていったのか。
    社史をひもとけば、日本企業が抱える課題解決への道筋が見える。

    目次

    1. 序文
    2. 1章 創業――宮本又郎
    3. 2章 中小企業――阿部武司
    4. 3章 技術開発――沢井実
    5. 4章 グローバル化――中村尚史
    6. 5章 脱成熟――阿部武司
    7. 6章 合併・買収――宇田川勝
    8. 7章 危機突破――橘川武郎
    9. 8章 組織改革――橘川武郎
    10. 9章 企業の社会的責任――高岡美佳・橘川武郎
    11. 刊行に寄せて
    12. 執筆者紹介

    編著者紹介

    [編著者]

    阿部武司(あべ たけし)

    国士舘大学政経学部教授、専門は近代日本経済史、比較経営史

    橘川武郎(きっかわ たけお)

    東京理科大学大学院教授、専門は日本経営史、エネルギー産業論

    [著者]

    宇田川勝(うだがわ まさる)

    法政大学名誉教授、専門は日本経営史、企業家史

    沢井実(さわい みのる)

    南山大学経営学部教授、専門は日本経済史、日本経営史

    高岡美佳(たかおか みか)

    立教大学経営学部教授、専門は流通システム論、CSRとブランド価値

    中村尚史(なかむら なおふみ)

    東京大学社会科学研究所教授、専門は日本経済史・経営史、鉄道業史

    宮本又郎(みやもと またお)

    大阪大学名誉教授、専門は日本経済史、日本経営史