出版文化社よりメッセージ
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  • 書籍の説明

    リユース会社経営者・桑田一成の処女作である本書は、全経営者に向けて、経営には準備が必要であると説く。小心者がゆえに辿り着いた理論。準備こそが会社の永続を裏付ける。

    異色の経歴を持つリユース会社経営者・桑田一成。業界を牽引するまでに会社を成長させたその人となりは、さぞかし剛腕で親分肌かと思いきや、実に繊細で用心深い。本人言うところの「小心者」。会社永続の極意を探求した結果、潰れない会社はないことに気づく。以来、会社は潰れる前提で「準備」を重んじる経営に努めてきた。小心者社長ならではの発想。その裏付けのゆえに、今や彼の会社は業界トップを猛追する勢いがある。

    本書は著者の処女作。著者の生い立ちに始まり、起業、そして、今日に至るまで、試行錯誤、経営不振、自省を経て、すべての経営者に向けて、どのフェーズでも先を見据えた準備が必要であることを説く。彼の経営論には彼の人生におけるすべての経験が反映されている。コラムでは、著者が講演会でよく質問される題目の中から8つを選んで、一経営者としてその答えを提示する。

    順風満帆な会社であれ、危機に瀕する会社であれ、必ずやすべての経営者の心に響く一冊です。

    目次

    1. はじめに
    2. ◆創業前
      生い立ち
      社会人生活
    3. ◆起 業
      一号店立ち上げ構想
      エコリング一号店(姫路店)開業
      創業の想い
    4. ◆思 考
      自社とマーケットの位置関係と戦略
      会社は潰れる
      規模拡大準備
      組織化
    5. ◆出会い
      道具市場へ参入
      市場での独特な慣習
      質屋の市場
      福岡の市場
    6. ◆実 践
      資金調達
      神戸店立ち上げ
      鑑定士の早期育成
      経営理念の確立
      経営危機(リーマンショック)
      経営危機からの復活
      香港進出
    7. ◆理 論
      成長戦略
      導入期
      成長期
      人材育成とブランディング
      成長期の組織化
      成熟期前半
      成熟期後半
      衰退期
      エコリングの展望
    8. おわりに
    9. コラム
      1 成長するか否かは自分次第
      2 忙しいことは言い訳にならない
      3 組織化できない会社の社長
      4 NO .2は創るもの
      5 社長は夢を語れ
      6 社長は一人で十分です
      7 人は誰でも「優秀」になれる
      8 人材育成

    著者プロフィール

    著者:桑田一成(くわたいっせい)

    株式会社エコリング代表取締役
    1968年、兵庫県姫路市生まれ。日本大学農獣医学部卒業。郵政省(当時)勤務を経て、インターネットコンテンツ販売会社を設立。経営に失敗し、極貧生活の足しに自らの衣類や家電をヤフーオークションで販売したことを契機に、全国初のブランド品買取専門店、株式会社エコリングを創業。全国に約80の直営店を持つ。2016年にはホールディングス化し、香港、タイ、カンボジア、シンガポールに拠点を持つ。中古品を世界に流通させて社会貢献する会社をめざす。業界を牽引する経営者として中小企業経営者向けに企業永続を指南する講演を行うほか、関西・関東のテレビ番組に出演多数。