書籍の説明
介護する人もされる人も気持ちよく過ごすためのヒントが、メンタルトレーニングにあった。自分のコンディションを整える方法、介護される人との信頼関係の築き方など。
介護する人もされる人も気持ちよく過ごすためのヒントが、メンタルトレーニングにあった。
スポーツ選手が行うメンタルトレーニングとは、試合で最高のパフォーマンスを発揮するために、プレッシャーやストレスに負けない強い心を育てるトレーニングです。
本書は、このトレーニングのやり方や考え方を介護に応用させた初めての本です。
二部構成になっており、第一部では、介護をする自分自身のコンディションを整える方法、介護に向き合う心構えについて解説しています。第二部では、介護される人との信頼関係の築き方、心の開かせ方、自信の高め方を紹介しています。
いつでも、どこでも、気軽に始められるメンタルトレーニングで、自分の気持ちをコントロールできるようになれば、介護は今よりきっと楽になります。
目次
- 第1部 自分のコンディションを整える
- 1 メンタルトレーニングとは
- 2 介護に向き合う心構え――プラス思考を育むトレーニング
- 3 イライラを静め、気分を上げる――気持ちをコントロールするトレーニング
- 4 介護者としての健康管理術――セルフ・コンディショニング
- 5 余裕が持てる自分達の介護――やる気を高めるトレーニング
- 6 技術を高め、不測の事態に備える――イメージトレーニング
- 第2部 介護を受ける家族と良い関係を築く
- 1 自分を「コーチ」、介護を受ける家族を「選手」とすると
- 2 介護する自分がコーチとして心掛けること
- 3 心を開かせる
- 4 信頼関係を築く
- 5 自信を持たせる
- 6 相手の脳を刺激する
- あとがきにかえて 自分が「選手」になった時
著者略歴
高橋浩一
医学博士、日本プロボクシングコミッションドクター 1965年 宮城県仙台市生まれ 東京慈恵会医科大学卒業後、同大学脳神経外科、米ロサンゼルス小児病院、南カリフォルニア大学を経て、現在山王病院脳神経外科勤務。脳脊髄液障害治療のスペシャリスト。病気やケガに悩む患者さん達の役に立てばと、2007年より東海大学体育学部競技スポーツ学科の高妻容一教授の下で、メンタルトレーニングを学ぶ。