書籍の説明
あなたの会社を危機から救い、発展へと導く!
多くの会議においては、原因探索、善後策、向上策、再発防止策、現状維持策、などが無差別に提起されるのが常である。
これらを調整し関連させないと、「群盲、象を撫でる」状態となり、問題の構造(全体像)はつかめないし、問題解決の糸口もつかめない。
さらに、部門の利害、部門間の利害関係、部門問題と全社問題の関係、技術的問題と人間的問題、内部問題(作業的問題)と対外的問題(戦略的問題)などの諸関係を明示し、当面の解決するべき重要な問題を把握し、問題解決の実効を上げることが不可欠である。
これらの諸点を明らかにして、問題状況の全体像を体系的(システム的)に把握・理解し、その中から“当面の問題”と“その解決策”を目的合理的に(論理的一貫性を以って)つかみ出す方法が、M・E(Means End)分析である。
目次
- 序章
- 第1章:理論について
- 第2章:「マネジメントの基礎能力」の位置付け
- 第3章:「マネジメントの基礎能力」の3本柱
- 第4章:ビジョン志向経営
- 第5章:ソシオ・テクニカル・システム
- 第6章:意思決定(問題解決)の3領域
- 第7章:戦略的意思決定のシステム
- 第8章:企業とその環境
- 第9章:企業の基本目的と基本方針
- 第10章:仕事とは
- 第11章:目的の意味と重要性
- 第12章:仕事とマネジメント
- 第13章:問題解決とは何をすることか
- 第14章:問題の種類(1)
- 第15章:問題の種類(2)
- 第16章:機能的思考の重要性
- 第17章:問題の種類と目的明確化の重要性
- 第18章:日常仕事の振り返り
- 第19章:問題解決の基本…目的の明確化
- 第20章:問題に対する基本的アプローチ…Means End分析法
- 第21章:M・E(Means End)チェーンの描き方
- 第22章:M・E(Means End)チェーン作図の事例
- 第23章:M・E(Means End)分析の重要性
- 第24章:Means End分析の手順
- 第25章:確率と意思決定
- 付録資料(カラー版)の説明
著者プロフィール
冨澤 翕(とみざわ おさむ)
株式会社 経営科学アカデミー 代表取締役/マネジメント・コンサルタント/財団法人 日本経済生産性本部/元:経営開発部委嘱マネジメント・コンサルタント
1942年 東京生まれ。
数業種の企業で営業および営業マネジャー職。レストランにおいてチーフ・コックなどを経験後、(株)西友ストアー(現:西友)へ入社。当時、東洋一の物流センターで運輸・配送マネジャー(兼:労働組合議長)。その後、提案制度事務局責任者、人事・厚生、教育課長、店舗などを歴任。
この間、当時世界一の小売業であった米国シアーズ・ローバック社とのトレーニー制度責任者として、人材育成やマニュアル開発にも携わる。シアーズ・ノウハウを駆使した家電製品等の開発チームにも参画し、PB製品のヒットに貢献。
1979年マネジメント・コンサルタント業界に転身。
(株)経営システム研究所チーフ・コンサルタント。(株)ビジネス科学アカデミー代表取締役を経て現在に至る。
一般営業・店舗営業…等々の経験も豊富で、営業全般にわたる指導・教育経験および組織開発・能力開発を含む「経営全般」のコンサルティング経験が豊富。
この間、1業種1社を原則としたコンサルティング発想に基づく営業力の強化や組織力の強化、マネジメント論には定評があるが、理論と現場活動の橋渡しや、学際的取り組みのコーディネーターも得意とする。
ちなみに、毎年3日間の人間ドックを行っているが、ドクターから「全くの健康体」との太鼓判を頂く。測定では、体年齢は40歳代、基礎代謝は20歳代であり、IQやEQも抜群に高く、精神年齢も若々しい「100歳現役」を目指した精神的にもタフで人間力も磨かれている超健康。お手伝いしている企業では、食生活を含む健康管理アドバイザーの外、カウンセリングやコーチングも行なっており、鬱病の早期発見・早期治療面でも貢献。