ミャンマー・カンボジア・ラオスの投資・会社法・会計税務・労務
- 久野康成公認会計士事務所
株式会社東京コンサルティングファーム
KS International 共著 - 監修:久野康成
- 発行:TCG出版
- 体裁:A5判、並製本、610ページ
- 定価:7,150円(本体 6,500円+税 10%)
- ISBN 9784883384600
- 発売日:2012年10月29日
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書籍の説明
ミャンマー・カンボジア・ラオス進出のファーストステップに最適の一冊
2011 年の民主化以降、ミャンマーのニュースを見ない日はありません。投資の可能性を探るために現地を訪れる人が相次ぎ、首都ヤンゴンの外国人用ホテルでは、予約困難なほどの熱狂ぶりで、まるで「ミャンマー争奪戦」の様相を呈しています。2012 年に入り、外国投資法の改正、二重為替問題の是正などが行われ、ビジネス環境も急速に整いつつあります。日系企業数は、まだ50 社程度ですが、インドや中国、シンガポールからは既に多くの企業が進出しています。また、旧インド統治(英国統治)下にあったため、流暢な英語を話す人が多いという優位性もあります。
カンボジアの発展も予想以上でした。2011 年には投資ブームを迎え、50 社程度だった日系企業数が、一気に100 社を超えました。ベトナムのように成熟するのは時間の問題でしょう。ラオスを含めたこの3 カ国が仏教国であることも、インドなどの宗教色が強い国で苦戦している日系企業にとっては大きな魅力です。
日系企業の新興国への進出は、中国や韓国企業よりも常に一歩遅れています。将来競合となるであろう両国企業は既にビジネスを開始しています。ミャンマー進出に動くなら今、もしくは今ではもう既に遅いぐらい、というのが投資の世界のスピード感です。進出決断の遅れは命取りにもなりかねません。ただ、これらの国では、法律やインフラが未整備であることから、進出を躊躇される企業もあるでしょう。法律と実務が異なることも少なくありません。本書は、日本語でメコン周辺3カ国の投資、法務、税務、労務といった専門情報を体系的にまとめた書籍です。進出のファーストステップとしてぜひご活用ください。
目次
- 序章
- Ⅰ投資環境
- Ⅱ国際税務
- Ⅲ国際労務
- 第1章 ミャンマー
- Ⅰ基礎知識
- Ⅱ投資環境
- Ⅲ設立
- Ⅳ会社法
- Ⅴ会計
- Ⅵ税務
- Ⅶ労務
- 第2章 カンボジア
- Ⅰ基礎知識
- Ⅱ投資環境
- Ⅲ設立
- Ⅳ会社法
- Ⅴ会計
- Ⅵ税務
- Ⅶ労務
- 第3章 ラオス
- Ⅰ基礎知識
- Ⅱ投資環境
- Ⅲ設立
- Ⅳ会社法
- Ⅴ会計
- Ⅵ税務
- Ⅶ労務
- さくいん
著者プロフィール
監修者 : 久野康成(くの やすなり)
久野康成公認会計士事務所 所長
株式会社東京コンサルティングファーム 代表取締役会長
東京税理士法人 統括代表社員
1965年生まれ。愛知県出身。1989年滋賀大学経済学部卒業。1990年青山監査法人(プライス ウオーターハウス)入所。監査部門、中堅企業経営支援部門にて、主に株式公開コンサルティング業務に係わる。
クライアントの真のニーズは、「成長をサポートすること」であるという思いから監査法人での業務の限界を感じ、1998年久野康成公認会計士事務所を設立。営業コンサルティング、IPOコンサルティングを主に行う。
現在、東京、横浜、名古屋、大阪、インド、中国、香港、モンゴル、タイ、インドネシア、ベトナム、シンガポール、フィリピン、カンボジア、ラオス、スリランカ、パキスタン、バングラデシュ等、世界20カ国にて、「第2の会計事務所」として経営コンサルティング、海外子会社支援、内部監査支援、連結決算早期化支援、M&Aコンサルティング、研修コンサルティング、経理スタッフ派遣・紹介等幅広い業務を展開。グループ総社員数約300名。
著書に『できる若者は3年で辞める! 伸びる会社はできる人よりネクストリーダーを育てる』(出版文化社)、『あなたの会社を永続させる方法 成長戦略~事業承継のすべて』(あさ出版)、『2008年版図解インドの投資・会計・税務の基本』(出版文化社)、『母性の経営』(出版文化社)、『インドの投資・会社法・会計税務・労務』(TCG出版)、『もし、かけだしカウンセラーが経営コンサルタントになったら』(出版文化社)、『タイの投資・会社法・会計税務・労務』(TCG出版)、『ベトナムの投資・会社法・会計税務・労務』(TCG出版)、『インドネシアの投資・会社法・会計税務・労務』(TCG出版)、『バングラデシュ・パキスタン・スリランカの投資・会社法・会計税務・労務』がある。
東京コンサルティンググループ http://www.kuno-cpa.co.jp/