出版文化社よりメッセージ
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書籍の説明

あなたの知らない岡本太郎がこの一冊に!

直接、親交のあった著者だからこそ語れる岡本太郎のエピソードが満載!!

(前略)カメラを向けられたときやメディアがいるときは、目をむき手を広げて話をするが、普段は目もむかず手も広げない。私がご自宅に訪問して太郎さんがお一人のときは、ご自分でやかんから注ぎ、お茶を出してくださる、ごく普通の人であった。(まえがき より)

(前略)小松左京氏の『太陽の季節』からの連想を聞いた太郎さんが、大阪万博のシンボルタワーを「太陽の塔」と命名した。
大阪万博のシンボルタワー「太陽の塔」が、巨大な男性のシンボルである、ということをハッキリ知っているのは、多分、岡本太郎さんと小松左京氏と、平野敏子さん、それに私だけであろう。(本文「太陽の塔」秘話! より)

未来は時の流れの 遠いかなたに あるものではない
いま この瞬間に ナマ身でひらくのだ
若い情熱 力強く 日日 躍動する
岡本太郎(「未来を拓く塔」の銘板に刻まれた「未来を拓く」より)

「未来を拓く塔」
1988年に開催された「ぎふ中部未来博」のシンボルタワーとして、故・岡本太郎氏が制作した。大阪・日本万国博覧会の「太陽の塔」に次ぐスケールで、岡本芸術の一翼を担う作品。情熱の花「ヒマワリ」をイメージした頭部、原色の旗がはためく胴体、脚部はランナーの躍動感がモチーフ。現在も、岐阜メモリアルセンター内に残されている。

目次

  1. 序 章 シンボルタワーといえば岡本太郎
  2. 第一章 「未来を拓く塔」~もうひとつのシンボルタワー
  3. 第二章 岡本太郎という人
  4. 第三章 「太陽の塔」と大阪万博
  5. 第四章 「明日の神話」と岡本敏子
  6. 第五章 こうして「岡本太郎」が生まれた

著者プロフィール

鵜飼武彦(うかい たけひこ)

(有)ユー・アイ・シー代表、鵜飼武彦行政法務事務所所長。
1939年、滋賀県甲賀郡生まれ。岐阜市在住。関西大学、岐阜大学大学院卒。
1988年、高島屋岐阜店勤務の際、ぎふ中部未来博のシンボルタワー「未来を拓く塔」を企画し、岡本太郎氏に制作を依頼。以降、岡本太郎氏・岡本敏子氏と交流を重ねる。とくに敏子氏との親交は深い。
一般社団法人恵水会代表理事、特定非営利活動法人あけぼの会理事長などを務める。