書籍の説明
なぜ農家のおかあさんが作ったドレッシングが
大手メーカーの3倍の値段で売れるのか?
多くの実例から学ぶ、農業で生き残る方法はこれだ!
1ドル80円台という著しい円高の中、世界中から安い農産物が輸入され、日本の農家は安売り競争を強いられています。また、十分に食べられるのに、規格外という理由だけで廃棄しなくてはならない農産物が多過ぎるといった理由から、日本の農家は今、疲弊しきっています。
しかし、地方の農産物直売所や道の駅は、地元の特産品を買い求める消費者でいっぱいです。そこには農家が苦境から脱却するためのヒントがあります。つまり、農家が単なる生産者から脱却せざるを得ないということです。作るだけではなく、農産物を加工して自分の力で売れば、何倍もの値段で売れ、逆に消費者はいいものを安く購入することができるのです。
本書は加工特産品のつくり方から売り方までを、豊富な事例を用いてわかり易く解説した書籍です。この一冊があれば加工して、売って、儲ける仕組みが全て解説されています。疲弊している農家を救う一冊となるのは間違いありません。
農家のおかあさんがつくったドレッシングが、大手メーカーのドレッシングの3倍の値段で売れる方法が、この本から見つけることができるはずです。
目次
- 第2章 加工特産品開発の基本(原料調達から価格のつけ方まで)
地域農水産物に着目し規格外農水産物を原料として活用すること、営業許可や設備等加工食品の技術的知識を解説するとともに、価格のつけ方の裏技も披露 - 第3章 実践 商品ストーリーづくり
本書の本題である「商品ストーリーづくり」について、地域資源の掘り起しから商品ストーリーづくりまでの手順 - 第4章 真の販路開拓とは
販路開拓を成功させるための、優位な販売チャネルを構築する方法について - 終 章 新たな資金調達の道を切り拓く
新たな資金調達先を開拓して成功した零細農家や小規模中小企業者の事例
序 章 食と農の時代がやってきた
なぜ今「地域の食と農」や「加工特産品」がブームなのか、「食と農ビジネス」を起業する場合の大事なヒント・着眼点について解説
第1章 魅力ある加工特産品開発のポイント
商品ストーリーの重要性や売れる商品の特長など「魅力のある加工特産品開発のポイント」を解説
著者プロフィール
鳥巣研二(とす・けんじ)
食と農をマーケティングする (株)キースタッフ代表取締役
中小企業診断士
1954年:福岡県生まれ、実家は兼業農家
1978年:大学卒業後、15年間食品メーカーに勤務
1993年:中小企業向け経営コンサルタント業開始
2000年:(株)キースタッフ設立 現在に至る