書籍の説明
ポスト世界大不況の特需がくる!
日本の技術・製造業の出番!
日本政府は世界に先駆け、景気の基調判断を上方に修正した。6月の月例経済報告で「悪化」という表現が7カ月ぶりに削除され、景気は底を打ったと判断された。ただ、世界的に見るとGMの再建問題などの不安要素が山積しているのも事実だ。
しかし、著者は本書において、下記の通り大胆に予測している。「全世界で大規模なインフラ投資が行われ、景気が上向き始めていることに間違いない。また、長期的に見れば、長い平和は物価の下落をもたらし、世界の隅々まで安くなった工業製品がいきわたるようになり、人々の生活水準が向上する。そしてそれらの需要の恩恵を最も享受するのが技術大国日本である」と。
さらに著者は、「アメリカは復活するのか?」「北朝鮮の暴発はあるのか?」などの世間が注目する最新のネタに、独自の視点で鋭く切り込み、世界経済がこの大不況から如何にして脱出するのかを大胆に予測している。
現場主義の国際エコノミスト「長谷川慶太郎」の、最新の書下ろし作品に乞うご期待!
目次
- 第1章 インフレ幻想が不況を悪化させた――平成二〇年の教訓
- 第2章 平成不況は克服される
- 第3章 デフレの基調は揺るがず
- 第4章 世界経済の本格的回復は進む
- 第5章 平和と安定と繁栄へ――二一世紀の世界と日本
著者プロフィール
長谷川慶太郎(はせがわ けいたろう)
1927 年京都市に生まれる。1953 年大阪大学工学部卒業。新聞記者、証券アナリス トを経て、現在、国際アナリスト。
最先端技術をふまえた政治・経済・国際情勢についての先見性には定評がある。
1983 年『世界が日本を見倣う日』で第3 回石橋湛山賞を受賞。日本経済の動きを 世界的、歴史的さらには軍事的な視点をも含めて独創的にとらえ、折々に発刊する 重要テーマについての著書はすでに260 冊を超える。
直近の主著に、『世界を日本がリードする!』(徳間書店)、『2009 年 長谷川慶太 郎の大局を読む』(李白社)、『日本は「環境力」で勝つ』(東洋経済新報社)、『千載 一遇の大チャンス』(講談社インターナショナル)、『日本は「掃き溜めの鶴」にな る』(PHP研究所)等がある。
著者(長谷川慶太郎)Webサイト http://www.hasegawa-report.com/