書籍の説明
2007年、いわゆる「団塊の世代」が定年退職という新たな転機を迎えます。現実には、今年から早期退職等で人材の流動が始まっており、最近では、「団塊の世代」の定年延長や新たな生き方について、新聞や雑誌の特集で数多く取り上げられています。
本書は、「団塊の世代」を中心とした転職を考える中高年に対し、【団塊の世代の転職】はどう考えるべきか、どうすればうまく行くのか、といった転職成功の秘訣をまとめたものです。
「人生には踊り場が必要。そこで、これからの自分に何ができるのかを考えてほしい」と著者自らの経験を活かした人生論的な内容になっており、たんなる転職のノウハウ本ではありません。「団塊の世代」で転職を考える人はもちろん、定年延長を考える人にとっても、著者の経験とアイデアは、大いに参考になります。
目次
- 第一章 踊り場で見た景色─修羅場から踊り場へ
- 震災という敗戦
- 毎日が日曜日
- 役職が邪魔をする
- スキルはあるか
- 名刺という呪縛
- どん底ではない、踊り場だ
- ITの前に人ありき
- 「まさか」の異次元
- 茹でガエルになる前に
- リストラする側・される側
- 昔の名前で出ています
- アナログを信じる
- 第二章 人生には踊り場が必要だ―転職で学んだこと
- 相手にメリットを
- 人生二毛作!
- 怪我をしてこそ分かる
- 人生の舵を握る
- 失敗する人
- 成功する人
- 転職も三度まで
- 石の上にも三年
- 心をダイエット
- CQ(好奇心指数)を磨け
- 自分の看板を背負う
- 過去は変えられる
- 五つの「あ」でうまくいく
- 大企業病から抜け出す
- 主語は自分である
- 容量は広がる
- 修羅場はきっかけ
- 捨てるもの・守るもの
- 第三章 もうひとつの人生―自分を再編する
- 失ったものと得たもの
- 楽観論に振り回されるな
- ニーズはどこにある
- 転がる石になろう
- 深刻よりも真剣でいこう
- 自立した個になる
- 気配を読む気配りの人
- カポーになっていないか
- 水道管を詰まらせないコツ
- 地獄と天国の箸
- 平常心でいこう
- 評価は他人がするものだ
- 願い事よりも感謝の報告を
- 好きなことなら復活できる
- 四十にして惑わず
- いまだ木鶏たり得ず
- 第四章 再編から再生へ―起業マインド
- ベクトルを合わせよう
- 選手と監督
- ほめる特技を磨こう
- 相づちとうなずき
- 小さな変化を読む
- 企業にも検診が必要だ
- 未病に気づこう
- リーダーの条件
- イエスマンとの訣別
- 金色の稲穂になる
- 不易流行を知る
- 神棚の上のルール
- 画竜点睛の意味
- 年齢に〇・七を掛けよう
著者略歴
高橋 貞夫(たかはしさだお)
1946年生まれ。
1969年大阪市立大学商学部卒業。
株式会社そごうの常務執行役員神戸店長を経て現職に至る。
シャディ株式会社社外取締役(委員会等設置会社)を歴任。
社会保険労務士。
そごう時代は、震災から売り場を復活。副店長・店長として
3年半勤め、増収増益を果たすも、再建型倒産を体験する。
その経緯から得た気づきを綴った、前著『気づける人はよみガエル』
(カナリア書房刊)は、各地の書店で売上げトップを記録した。
現在は、経営マネジメント、人材育成、人事労務管理、
サービスなどの分野でコンサルティング活動、研修活動を行う。
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