書籍の説明
堺屋太一氏推薦!人口こそすべての基。
豊富なデータと多年の研鑚によって、日本の「過去、現在そして未来」を示唆する労作。あなたの街の未来が見える!
大正9年から最新の平成12年国勢調査のデータを収拾、整理した力作です。
「市町村合併」が積極的に進められている今、読んでおきたい一冊。
思わず「へぇ~」の雑学としても楽しめる内容も盛り沢山。
例えば、
●高齢化率が高い街は?低い街は?
●人口増加率が高い街は?低い街は?
●世帯当り人口が多い街は、少ない街は?
●次の市町村はいずれも何かの日本一。それは何?
・北海道歌志内市・埼玉県蕨市・千葉県浦安市・長崎県高島町・青森県柏村
-答えはすべて本書に-
目次
- はしがき
- 一●2000年調査
- 1-1 結果の概略
- ゼロ成長に接近/マイナス県の増加/都道府県人口/市部と郡部/町村の動向
- 1-2 都市の消長─空洞化と回帰
- 大都市の状況/人口減少都市と都心回帰
- 1-3 いくつかのトピックス
- ゼロ村の誕生/人口とは/大幅な減少と増大/地方別ベスト五/大都市では
- 1-4 面積と人口密度
- 都道府県の面積/市町村の面積/人口密度
- 1-5 人口と世帯
- 世帯当たり人口/その構成比/ライフサイクル/世帯の定義/上下ベスト百/高齢化人口との関係
- 1-6 高齢化率
- 高齢化率の上昇/高齢市町村/市だけで見ると/高齢化率の低い市町村/大都市の状況/高齢化率の分布
- 1-7 地域と産業
- 工業統計と商業統計/製造業出荷額/市町村では/工業都市千代田区/一人当り製造品出荷額のベスト5/大都市を見ると/小売販売額/都道府県別に見ると/市町村別に見ると/人口一人当り小売販売額のベスト五/大都市では
- 二●制度と歴史
- 2-1 市町村制の推移
- 市の誕生/市制町村制の制定/市の誕生の時間の流れ
- 2-2 市町村の数
- 市町村数の合計/市の数/村の数/大正九年/減少の度合い/一町村当たりの人口/大正九年の市の数/大正九年の町と村の数
- 2-3 市の要件と人口
- 市の要件/要件を欠いた市と町の降格/その後の動き/町の要件/郡今昔
- 三●長い目で見た変化
- 3-1 我が国人口のマクロ的推移
- 全国と県人口の推移/県別伸び率/全国シェア/西から東へ/都道府県の序列
- 3-2 人口階層別に見た人口の推移
- 平成十二年の人口階層/大正九年と昭和二十五年との対比
- 3-3 マイナス成長の市町村
- マイナス市町村の比率/昭和二十五年が華/いくつかの典型例
- 3-4 急成長と急減
- 伸び率の分布/成長度トップ/東京二十三区/大幅な減少/昭和二十五年との対比/個別に見れば
- 3-5 県都への集中度
- 都市集中をどう見るか/上位都市への集中度/大正九年との対比/県都とトップ都市
- 3-6 町の行方と官公庁
- エリートたち/市の率と町の率/税務署・保健所・警察署/三冠王と二冠王/機関の名称/町村役場/名称の使い分け/福岡通商産業局
- 3-7 島の人口の移り変わり
- 島とは/大きい島/島の市町村数と人口/島全体の人口/私の郷里
- 3-8 大正九年にタイムスリップ
- 大正九年とは/大正九年の大都市/百大都市の地域分布/大正九年の各地方
- 3-91 昭和二十五年にタイムスリップ
- 昭和二十五年とは/田舎の全盛期/昭和二十五年の各地方
- 四●さまざまな合併
- 4-1 大型合併と越境合併
- 合併による数の減少/大規模合併/母体となった市町村の数/階層区分/処女市町村/合併慣れした市町村/県を超えての合併
- 4-2 離合集散
- 合併促進策への疑問/要件の緩和/協議離婚の例
- 4-3 消えて行った市
- 市の消滅/市の改名/瞬間タッチ
- 五●名付け考
- 5-1 さまざまな名付け
- 名付けの類型/代表者型/二重型──代表者型の変形/合成型/接頭語型/微調整型/広域地名型/誇大広告型/末端肥大型/自然地名借用型/大口納税者依存型/特産品型/小判鮫型/理想追求型/合併経緯説明型/論理追求型
- 5-2 仮名の市町村名
- 漢字以外の市町村名/なぜ仮名か/読みやすく?/ひたちなか市
- 5-3 むずかしい地名とややこしい地名
- 読みにくい地名/城はグスクか/隣を見れば/大家族集合/そのものずばり/時代を追えば/変化の面白さ/小地名
- 5-4 市町村名の文字
- 川田山大野/数字/動植物/その他のジャンル/地域の特性/国名尊重/字数
- 六●市の誕生と大都市
- 6-1 大都市の過去
- 五十万都市の過去/大都市の大正九年/大都市の昭和二十五年
- 6-2 三都物語
- 東京・横浜・大阪/大阪と東京/横浜/再び大阪
- 6-3 市制候補生
- 市制施行/当選確実組の帰趨/次なる候補生/将来の候補生