書籍の説明
経済不況が叫ばれる現在、企業の盛衰を左右するのは役職者であるといっても過言ではない。しかし、会社が危機に直面している時に役に立たねばならないはずの役職者の中には、業績に貢献せずに、会社にぶら下がっているだけの人物もいる。これでは会社を破綻に追い込む「厄」職者になる。
本書では、問題ある役職者の行動として“役職をライセンスだと思っている”“今やるべきことが判断できない”“行動が成果につながらない”など具体例71項目を挙げている。そして、その71項目をサッカーのレッドカードに見立て、会社存亡の危機に役に立たなければレッドカードにより退場してもらうことになると警告を発する。
企業経営者はダメ役職者を見分けるコツを、役職を持つすべての人々は自分を省みる参考の1冊としたい。
目次
- 第一章 自覚力―自分は何をすべきか分かっているか?
- 第二章 リーダーシップ力―強い力で人を魅了しているか?
- 第三章 行動力―すばやく動いて会社の窮地を救っているか?
- 第四章 部下養成力―人を育て喜びを分かっているか
- 第五章 提案力―現状を打破する力はあるか?
- 第六章 業績貢献力―業績アップのモデルになっているか?
- 第七章 危機突破力―大事に備えているか?
著者略歴
池田勝志(いけだ かつし)
昭和18年 神戸市生まれ。
昭和37年 株式会社淀川製鋼入社
昭和49年 株式会社タナベ経営に入社。
昭和59年 中四国支社長就任。ワースト拠点を一挙に全社ナンバー1拠点に躍進させる。
昭和60年 取締役中国支社長に昇格。
昭和61年 常務取締役西日本ブロック長兼中四国支社長に昇格。
平成2年 専務取締役に就任。10年間で業績を20倍に伸ばす。
平成7年 大阪へ赴任。1年で利益1億円拠点を実現。
平成10年3月 株式会社タナベ経営を円満退社。
平成10年4月 有限会社イケダ経営を設立。
全国の中堅、中小企業約1000社の企業診断、経営協力援助、教育、講演、経営改善に携わり、赤字企業を優良中堅企業に育てた実績を持つ。