書籍の説明
頑張り方のコツが分かれば必ず道は開ける!
敷金トラブルの主な原因は「原状回復」に関して、大家と借り手間の認識の違いにあります。大家側は入居時の状態に戻してほしいと考えますが、借り手側は普通に暮らしていれば自然に汚れてくるし建物が老朽化してくるのは当たり前だと主張します。
建物の価値は居住の有無を問わず時間の経過とともに減少してきます。これは「自然損耗」「通常損耗」「経年変化」と呼ばれるものです。一般的な考え方では、通常使用による自然損耗などは、特約がある場合でも原状回復義務に含まれないと解釈されています。
本書は、「敷金返還に関する問題」を中心に「敷金以外の賃貸トラブル」も含め、多くの事例を取り上げながら、適切な情報をわかりやすく平易に表現しています。これまで敷金は預けたら最後、戻ってくるはずはないと諦めてしまっていた借り手に、どうしたら取り返せるかの強力なヒントを与えてくれるはずです。つまりここまで敷金を奪還するための武器をふんだんに取り揃えた書籍はほかにありません。 そして極めつけはこの装丁とタイトルです。黙ってこれを大家の目の前に突きつければ、返還してくれること請け合いです。引っ越しを終えたばかりの人には是非読んでもらいたい一冊です。
目次
- 第一章 原状回復をめぐるトラブル
- 第二章 敷金奪還のためにすべきこと
- 第三章 裁判に訴える
- 第四章 敷金以外の賃貸トラブル
- 第五章 司法書士の仕事
著者略歴
橋本正美(はしもとまさみ)
千代田法務総合事務所
昭和32年10月 福島県生まれ
昭和61年 司法書士試験合格
昭和62年6月 日本司法書士会連合会に登録(東京第2048号)
平成16年3月 簡裁訴訟代理関係業務認定会員(認定番号第201085号)
現在 東京司法書士会会員
東京司法書士会研修部長
東京司法書士会常任理事
東京司法書士会総合研修所長
東京司法書士政治連盟副会長
元 早稲田経営学院 司法書士セミナー講師・顧問
元 中央法律研究所 講師
わかりやすい講義と親しみやすい人柄で評判となる
研修のプロフェショナルとして多くの司法書士育成に尽力